作曲というプログラミング
前から僕は思っているのだけど、作曲とプログラミングは、かなり似た性質を持っていると思う。
それについて書いてみたくなったので、思うところを書いてみよう。
思いつくところを並べてみると、こんなところか。
1. パーツの組み合わせによって作る。
2. パーツの作成のために知識を必要とする。
3. 全体のフロー(流れ)があり、繰り返しがある。
4. 作品にコンセプト、目的がある。
それぞれについて考えて見ましょう。
1. パーツの組み合わせによって作る。
プログラムは、関数、モジュール、クラスなどのアプリケーションを実現するためのパーツを組み合わせて作成する。
音楽もしかりで、だいたい一定のリズムのそれぞれの楽器のフレーズのループによって作成する。
2. パーツの作成のために知識を必要とする。
これは、プログラムにしても音楽にしても当然ですね。
作り方を知らないことにはどうにもできません。
地道な知識の蓄積を必要とされる点です。
3. 全体のフロー(流れ)があり、繰り返しがある。
アプリケーションには、画面フローや処理フローが存在します。
処理は進んだかと思えばループし、一番最初の処理を繰り返したりします。
音楽もしかりで、一番最初のイントロからAメロ、Bメロと進んでいき、忘れたころに最初のフレーズにループしたりします。
それぞれの処理、フレーズが流れていき、流れたかと思えばループし、繰り返されるという点が共通していると言えるでしょう。
4. 作品にコンセプト、目的がある。
これは人が作るものすべてに共通するとも言えるので、取り立てて言うようなことではありませんが、共通していると言えましょう。
・作曲過程
僕が最近作曲した、電脳空間カウボーイズ用のエンディングテーマ「Dancing with digital lights」を使って、それぞれについて具体的に説明してみたいと思います。
まず、目的としては、KAOSS PAD KP3を買ったのでこれを使った曲を作成するという点でした。
YouTubeを見ると、RadiumSoftwareのdenkitribeさんがKP3で、良いインスト曲を多数発表しています。
すでに、denkitribeさんがやっていることと同じことをしても面白くないので、僕はボーカロイドを使ったボーカル曲にすることにしました。
この点をコンセプトとして、作曲を始めます。
季節が春になってきたので、さくらさくら的な和風なテイストと、電脳空間っぽいサイバー間をミックスした曲にしたいと思い、まず作詞しました。
この詞を元にボーカロイドで主旋律のメロディーを作りました。
メロディー単品だと重厚間が足りないので、ハモリのパーツを作成します。
ハモリを作るためには、プログラミング同様、知識を必要としますね。
3度、5度で、主旋律よりも低い音のハモリを作成しました。
主旋律に、ハーモニーを加えるとこういう音になりました。
次に、このメロディーにあうベースラインを作ります。
この後のパーツの作成には、FL STUDIOを使っています。
メロディーをC#マイナーキーで作成しているので、ベースラインをC#、D#、E、D#と変化するフレーズにしました。
で、これにあうドラムビートを作成します。ベースの音にキックのビートをあわせています。
さらに、メインのバッキングになるシンセのアルペジオ風のフレーズをベースラインにあわせて作成します。
これで、パーツがすべて出揃いました。これを全部鳴らすと、こうなります。
パーツが出揃ったところで、パーツをそれぞれKP3に転送。
KP3で流れを作って、曲として作りこむと下記の映像の音声になります。
色々な知識を利用して、パーツを作ってフローを作っていく点が似てると思いませんか?
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- はてなブックマークの被ブックマーク数を求める公式を考えた(2007.09.07)
- Digital Phantom好調!そして初心に帰ろう(2007.07.19)
- MACが起動する幸せ(2007.07.16)
- iphoneプログラミングメモが始まってる!(2007.07.06)
- あまりにiphoneが良くできてる(2007.07.05)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/120337/6493278
この記事へのトラックバック一覧です: 作曲というプログラミング:


コメント